この記事で解決できること
- 経理職には文系と理系のどっちが向いてるのか知りたい。
- 数字が苦手でも困らない?
- 経理に向いている人の考え方や特徴を知りたい。
こんな悩みを解決します。
日商簿記3級、経理・契約5年、給与・社保5年のよんちゃわんが説明いたします。
経理課に異動した当初、私もお金や数字は得意じゃないので不安でした。
でも飛び込んでみたらその不安はなくなりました。
経理が初めての人も、この記事を読めば、どんな人たちが経理に集まっているのかが分かります。
不安をひとつずつ解消しながら、経理の仕事をイメージしていきましょう。
記事の前半は「文系と理系のそれぞれの強みについて」解説し、また後半は「経理業務に必要なスキル」を紹介します。
経理は文系と理系のいいとこどりが理想

経理は「文系が向いてる」とか「理系が有利」とか意見が分かれますが、実はどっちも正解。
なぜなら経理が「数字を扱う仕事」であると同時に、「人と関わる仕事」でもあるからです。
理系の「ルールを整理し、因果関係を考える力」は、数字を扱う仕事においてはミスを防ぐ土台になります。
一方、文系が得意とする調整力や説明力は、人との関わりで役立ちます。
実際の現場でありがちな場面
- 数字の根拠を論理的に説明する
- 相手に納得してもらう言い回しを考える
経理課内の人材としては、文系・理系それぞれのタイプが集まって得意分野で活躍すれば、仕事のパフォーマンスは上がります。
むしろ、両方の強みを少しずつ活かせる人が活躍しやすいのが経理と言えますね。
次では文系・理系それぞれのいいところを説明します。
文系出身のいいところ3つ
文系出身者は経理の現場で活かせる強みを多く持っています。
なぜなら経理が数字だけで完結する仕事ではなく、「人・情報・ルール」をつなぐ役割だからです。
文系で培われた力は、実務のさまざまな場面で自然に役立ちますよ。
文系出身の強みを理解して伸ばすことが成長のポイント。
それぞれ解説していきます。
コミュニケーション力が高い
文系出身者の大きな武器は、コミュニケーション力です。
経理は実際には人とのやり取りが欠かせません。
なぜなら仕訳の確認や数字の背景を知るために、営業や他部署へ質問・調整する場面が多いからです。
そんな場面で相手の立場を考えて対応する姿勢は力を発揮します。
例えば以下の対応です。
- 相手に配慮した聞き方ができる
- 数字の内容を言葉で説明できる
経理課内のコミュニケーションがよくとれるのはいいこと。他部署や社外の人ともうまく会話ができる。
つまり相談しやすい経理として信頼を得やすくなるわけです。
情報収集能力が高い
文系出身者は法律やルール変更の情報集め、簿記にも馴染みがある人が多い傾向にあります。
経理では、情報を集めて整理する力がとても重要です。
というのも会計ルールや税制、社内の運用方法など、判断に必要な情報はたくさんあるからです。
そのため、新しい制度や変更点にも比較的スムーズに対応できるのは重宝されます。
たとえば、
- ルールを調べて要点をまとめる
- 関係者に分かりやすく共有する
自分で情報のアップデートができる人は、仕事の精度も上がります。
法律の知識がある
文系は、法律やルールに触れる機会が多い点も強みです。
なぜなら経理の仕事は、決められたルールに沿って処理することが求められるからです。
会社法や税法、会計の考え方など、「なぜこの処理になるのか」を理解する姿勢が重要です。
文系出身者は、講義や資料を通じて条文や規則を読む経験があり、ルールを前提に考えることに慣れています。
細かい決まりを守りながら、正確に処理できる力は経理に向いていますね。
ルール確認を怠らず丁寧に仕事をすすめられる人は安心できます。
理系出身のいいところ3つ
経理の現場では理系の強みが活きる場面も多いです。
たとえば、数字が合わない場面では感覚で処理せず、条件を一つずつ確認して原因を探ります。
これは研究や実験で行ってきた思考とよく似ています。
それぞれ解説していきます。
論理的思考ができる
理系出身者の最大の強みは、物事を順序立てて考えられる点です。
経理では数字について「なぜこの数字になったのか」「どこでズレたのか」を説明する必要があります。
その際、思いつきではなく、前提→原因→結果の流れで考えられるのは強みです。
たとえば、売上や経費の差異が出たときも、条件を整理しながら一つずつ検証できます。
こうした姿勢は、ミスの早期発見にも有効なので、正確さが求められる経理においては大きなポイントになりますね。
ミスを検証できるというのは、業務をよく理解しているということですね。
分析能力が高い
分析力が高い点も、理系出身者が経理に向いている理由と言えます。
経理では、数字を集計するだけでなく、その変化の意味を考える場面が多くあります。
前年との比較や予算との差を見て、「なぜ増えたのか」「一時的なものか」を読み取る力が必要です。
理系出身者は大学でも、データから傾向を見つける訓練を積んでいるため、数字の背景を考えることに慣れているようです。
会社の状況を客観的に把握できる経理は、上司や経営層からも信頼されやすくなります。
数字の背景を読み取る能力が高いのは頼もしい。
効率化を図れる
理系出身者は、作業を効率化する発想を持ちやすい傾向があります。
経理の現場では、同じ作業を毎月繰り返すことが多いため、少しの改善が大きな時短につながります。
実際にExcelの関数を工夫したり、入力手順を見直したりするだけでも負担は減ります。
理系出身者は「もっと楽にできないか」と考える習慣があり、こうした改善の発想ができやすいのでしょう。
効率化を提案できるというのは、ミスを減らして余裕を生み出すという点で、経理業務の進め方に大いに貢献します。
エクセルや自動化ツールを理解し使いこなせると、ワークライフバランスもよくなります。
経理に必要なスキル3つ

ここでは文系・理系関係なく、経理を始めるうえで特に必要な3つのスキルを紹介します。
簿記
経理業務では簿記の知識が必要です。
理由は、日々の取引やお金の動きを共通ルールで記録するために、簿記の考え方が欠かせないからです。
仕訳が分かるようになると、売上や経費の意味が自然と理解できます。
もっとも経理システムなど導入している会社も多いので、簿記は知らなくても入力はできます。
しかし簿記を学べば、暗記ではなく「なぜそうなるのか」を意識するので、早い段階でミスにも気付けるわけです。
実務では、
- 取引を正しく記録する
- 数字の流れを把握する
といった場面で簿記が活躍します。
とりあえず日商簿記3級程度の知識を目安にすればいいですよ。
エクセル
エクセルは、経理の作業効率を大きく左右するスキルです。
経理では、数字の集計や確認をエクセルで行う場面が多くあります。
難しい操作は不要で、まずは入力・並び替え・簡単な計算ができれば十分です。
よく使う操作や関数は以下のとおり。
| 関数 | 内容 | 使用場面 |
|---|---|---|
| VLOOKUP | 探したい値を指定範囲で検索すると、対応する値を返す。 | 職員コード1023の人の「氏名」を表から探す。 |
| SUMIF | 条件を満たす数字だけを合計する。 | 条件に合う経費を合計する。 |
| SUM | 合計を計算する。 | 入金や経費を合計する。 |
| COUNTIF | 条件を満たす値をカウントする。 | 条件に合う商品の数をカウントする。 |
| ROUND | 数値を指定した桁数に四捨五入する。 | 金額や数字を特定の桁数に四捨五入する。 |
エクセルに慣れると、ミスの発見が早くなり、作業時間も短縮できます。
日々の業務で少しずつ使いながら覚えるといいですよ。
エクセルの必要性については、こちらの記事「会社の経理業務でエクセルは必要?経理初心者が困らない準備も解説」を是非読んでみてください。
コミュニケーション力
黙々と仕事をしているイメージの割には、経理は人と関わることの多い仕事です。
数字を扱う仕事ですが、実際には他部署への確認や説明が頻繁に発生します。
たとえば、数字の違いを確認したり、処理内容を分かりやすく伝えたりする場面などです。
相手に配慮した伝え方で信頼を得れば、仕事がとてもスムーズにこなせます。
人と話すのは苦手。まして初めての人と話すとなると不安です。
私も人見知りです。でもそこは仕事なんで、堂々といけるんですよ。相手に丁寧に説明できるように経験を積みましょう。
必要なのは経験
ここまでお伝えしたことは大事ですが、一番大事なのは実際にやってみた経験です。
経理初心者は、「数字が苦手でも大丈夫かな」「文系だと不利?」と不安要素は尽きませんよね。
でも経理の現場では、実務経験が重視されます。
最初は分からなくても、日々の業務の積み重ねで、理系の論理的思考も文系の調整力も身についていきます。
継続は力です。
まとめ
経理職については、「文系だから不安」「数字が苦手だから無理かも」「理系の方が有利なんじゃないか」などと考える人もいるでしょう。
実は文系・理系の優劣はありません。
むしろ文系の強みであるコミュニケーション力や情報収集力、理系の論理的思考や分析力を併せ持つことで実務で活躍できます。
| 文系の強み | 理系の強み |
|---|---|
| コミュニケーション力が高い | 論理的思考ができる |
| 情報収集能力が高い | 分析能力が高い |
| 法律の知識がある | 効率化が図れる |
これらは日々の業務を通して培うことができます。
さらにそんな文系・理系のいいところを経理で活かすためには、実務に必要なスキルが身についていることが前提となります。
必要なスキル3つ
- 簿記
- エクセル
- コミュニケーション力
とはいえ最初から完璧である必要はありません。
日々の業務をこなしながら身に着けていけば大丈夫です。
以上ここまで読んでいただきありがとうございました。